気持ちの吐きどころ

気持ちの吐きどころ

彼とのこと

彼と出会ったのは2年前の春

私は彼に一目惚れをした。その前から連絡は取っていたが

触れそうで触れないなんとも言えない距離感

優しい声、優しい眼差し。綺麗で大きな手、何もかもに惹かれた。

この人が運命だと思った

その日に私から口づけをし、付き合うことになった

毎日が幸せだった

この先に留学という障壁があったからこそ、会える日は何回もあった

2回目のデートで

お似合いのカップルですねと、カメラマンに写真を求められるほど

仲睦まじく見えたようだった

私はすごく嬉しかった。

何もかもが

私は特に物欲はない方だった

私の些細な会話、私の持ち物を見ては

これが必要だろうと、必需品を買ってくれた

そのデザイン全てが私好みどストライクだったから

なおさら運命を感じた。

留学に行く直前辺りからずっと私は泣いてた

帰ってきたら俺と結婚してくれますか?と

プロポーズしてくれた

私はもちろん受けた。

そして彼は留学に行ってしまった

会えない間も愛は育まれていった

電話、ライン、ビデオ通話

ただひたすら他愛のない話をし、寂しかったけど

ただただ話せることが何よりも毎日の活力になった。

そんな日々は長く続かず、

だんだんとすれ違う日々が生まれた

最初はお互い忙しくなり寂しいだけだった

私はその寂しさに耐えられなくなり

ネットに逃げた。

私は別れたいと口にするようになった

彼には引き止められた

ほんとは今すぐに帰ってきてほしかった

彼が一時帰国することになり、別れ話をすることになった

会えて嬉しかったのに。彼は怒っていた

茶店で淡々と別れ話をした

ほんとはこんなこと望んでなかった

だから別れた後すぐに泣きながら電話をした

彼は私の本心でないと見抜いていたから

待っていてくれた

そしてその日に仲直りし、一週間後彼は再び留学先へ戻った

残りの日にちも連絡する回数は少し減ったものの

毎日変わらず連絡を取り合った

帰国して。実は彼には受けなければならない試験があった

実は私が別れると言いはじめたきっかけは試験勉強のことだった。それがきっかけで彼に対するもどかしさから

思ってもないことを口走った。

試験は残念ながら落ちてしまった

彼は落ち込んでいた

だから私は次頑張ろうと声をかけた

それから1年間

喧嘩することもあったけれど

それで喧嘩別れする前日までは

サプライズプレゼントをしてくれるほど

彼は私を愛し。尽くしてくれていた